出産を終えて退院の日を迎えると、いよいよ赤ちゃんとの生活が自宅で始まります。病院では整っていた環境も、家ではすべて自分たちで準備しなければなりません。そのため、退院後すぐは「何が必要なのか分からない」「想像以上に大変」と感じる方も多くいます。あらかじめ必要な物や環境を整えておくことで、退院直後の不安や負担を大きく減らすことができます。ここでは、退院後すぐに役立つ「おうち育児」の準備リストを中心に、押さえておきたいポイントを整理します。
退院後の生活を想定することの大切さ
退院後は、母体の回復途中でありながら育児が始まるため、想像以上に体力と気力を使います。完璧な育児環境を整えるよりも、最低限必要なものを揃え、無理なく過ごせる状態を作ることが重要です。生活動線や休息の取りやすさを意識することで、日々の負担を軽減できます。
赤ちゃんのお世話に必要な基本アイテム
まずは、毎日必ず使う育児用品を準備しておきましょう。これらは退院当日から必要になることが多いため、すぐ手に取れる場所にまとめておくと安心です。
- おむつとおしりふき
- 肌着とベビー服
- ガーゼや柔らかいタオル
- ベビー用保湿剤
- 授乳用品(哺乳瓶やミルクなど)
特におむつ替えは回数が多いため、セットで準備しておくと動きやすくなります。
授乳・ミルクに関する準備
授乳は昼夜問わず頻繁に行われるため、準備のしやすさが大切です。母乳育児の場合も、搾乳や補足的にミルクを使う場面が出てくることがあります。授乳クッションや飲み物を置く場所を用意し、短時間でも楽な姿勢で授乳できる工夫をしておきましょう。
沐浴と衛生面の準備
退院後すぐは沐浴が必要な時期です。赤ちゃんを安全に洗える環境を整えておくことで、毎日の不安を減らせます。
- ベビーバスまたは代用品
- ベビーソープ
- バスタオル
- 着替え一式
沐浴後すぐに着替えられるよう、動線を意識して配置しておくことがポイントです。
母親の体を守るための準備
退院後は赤ちゃん中心になりがちですが、母親自身のケアも欠かせません。体を休めやすい環境を整えることで、回復を促すことにつながります。
- 横になりやすい寝具やクッション
- 産褥用ナプキンやケア用品
- すぐに食べられる軽食や飲み物
長時間立ち続けない工夫や、すぐ休める場所を確保しておくことが大切です。
家事負担を減らす工夫
退院後しばらくは、家事を最小限に抑えることが理想です。事前に準備しておくことで、心身の余裕が生まれます。
- 冷凍食品や作り置き
- 掃除や洗濯の頻度を下げる工夫
- 家族や外部サービスのサポート体制
すべてを自分でこなそうとせず、頼れるものは積極的に活用しましょう。
気持ちの面で整えておきたいこと
退院後は、慣れない生活に戸惑い、気持ちが不安定になることもあります。思い通りにいかない日があることを前提にし、完璧を求めすぎない姿勢が大切です。困ったときに相談できる相手や場所を事前に考えておくことも、安心材料になります。
退院後すぐに始まる「おうち育児」は、準備次第で負担の大きさが変わります。必要な物を揃え、環境を整え、無理をしない心構えを持つことで、赤ちゃんとの生活は少しずつ落ち着いていきます。完璧を目指すのではなく、安心して過ごせる土台づくりとして、できるところから準備を進めていきましょう。
