私の出産体験談

32歳女いきなり運動しすぎて破水してしまった

初めての出産は、破水から始まりました。

32歳だった私は、予定日4日前の検診で運動不足を指摘されたことから、ショッピングモールの階段を何度も行き来したり、ウインドウショッピングをして何時間も歩いたりしていました。

そんな生活を3日程した予定日前日の夜、夜9時頃テレビを見て笑っていたら、じゅわっと破水してしまいました。

びっくりしましたが、入院の準備はしてあったので、そのまま夫と母と病院へ行き、入院しました。

病院に着くと、看護師さんからそのうち陣痛が始まると言われて怖くなったことから、朝まで一睡もできませんでした。

翌日、朝9時を過ぎても陣痛が起きないことから、陣痛促進剤を飲むことになりました。

陣痛促進剤を決まった時間ごとに何回か飲んで、しばらくすると、少しずつ陣痛が始まりました。

最初は我慢できる痛みでしたが、夕方になる頃にはちょっと耐え難いような痛みになり、先生が子宮口の開きを確認しましたが、全く開いていなかったので、外来が終わり次第、緊急手術で帝王切開をすることになりました。

しかしその日は三連休明けの平日、待っても待っても外来は終わりません。

そのうち陣痛の痛みも強烈になり、声を上げて耐えました。

付き添って心配する夫に、「あと何人で外来が終わるか見てきてほしい」と何度もお願いしました。

夫はその都度見に行きましたが、どうやらたくさんの人が待っていたらしく、何度行っても気を使って、
「あと3人だよ」
と、3人から減ることはありませんでした。

やがて先生の指示で陣痛を抑える薬が注射され、夜9時、やっと手術室へ入ることができました。

既に強烈な陣痛に3時間も耐えた後で、体はフラフラでしたが、赤ちゃんの元気な姿を見るまでは絶対に意識は失わないと思い、頑張りました。

手術台に乗ると、部分麻酔がされ陣痛の疲れで意識がフワフワしているうちに、無事赤ちゃんの産声を聞くことができました。

助産師さんが産湯で綺麗に洗われた赤ちゃんを抱いて、私の頬に、
「おめでとう!」
と言って、キスさせてくれました。

とても柔らかい唇がふわっと頬に当たり、目を瞑ったままの可愛い顔を見たら、涙があふれて止まらなくなりました。

やっと会えた赤ちゃんは、私のかけがえのない存在だと、改めて思いました。

後悔していることが一つあるとすれば、運動不足を指摘されて、いきなり体に負荷をかけすぎたことです。

妊娠中に体に異常がない場合は、無理の無い範囲でこまめに体を動かしておくことをお勧めします。

35歳女 陣痛促進剤での出産で度肝を抜かれる

現在、私は小学3年生の娘と3歳の息子を持つ専業主婦です。

人生で初めてだった娘の出産の時、今思えば笑い話になるような体験をしました。

娘はお腹の中ですくすくと育ち、途中までは順調でしたが、妊娠8ヶ月の時に切迫早産気味と言われ張り止めの薬を服用することになりました。

効果てきめんだったのか、予定日を過ぎてもなかなか陣痛が来る気配はなく、結局予定日を1週間ほど過ぎたところで、陣痛促進剤を使った出産をすることになってしまいました。

当日、指定の時間に陣痛室へ行き、点滴による促進剤の投与が始まりました。

通常の陣痛は徐々に痛みが増し、その間隔が短くなっていきます。

これは、出産前のプレママ教室でも教えてもらいますが、促進剤を使った時の陣痛の事は教えてもらいません。

促進剤を使った陣痛は“徐々に”というものは無く、一気にMAXの痛みに達します。

これには通常の陣痛しかイメージできていなかった私の度肝を抜きました。

点滴を続けたまま分娩室に移動し、いよいよ出産という時。

もう促進剤が無くても大丈夫だろうということで、一度点滴を止めることになりました。

私はもう辛いのと赤ちゃんの顔を早く見たい気持ちでいたので必死に頑張りましたが、なかなか生まれませんでした。

陣痛が弱まってきていたのです。

結局もう一度点滴を開始し、またすぐにきつい陣痛が来ます。

赤ちゃんの頭が見えてきたころ、助産師さんが「髪の毛フサフサですよー、触ってみてください」と言いました。

私は正直「痛くてそれどころじゃないよ!」と叫びたい気持ちでいましたが、そこをこらえて貴重な体験ができるかもしれないと思い直し触ってみました。

しかし、やはり痛みが勝ってしまいよくわかりません。

私はもう貴重な体験はいいから一刻も早く生んでしまいたいと思い必要以上にいきんでしまいました。

そして、陣痛室に入ってから7時間後、ようやく娘が生まれてくれました。

促進剤を使用した出産は安全だと言われています。

実際私も娘も元気で何も問題ありませんでした。

しかし、急激にくる陣痛には少し心しておくといいかもしれません。

私のように度肝を抜かれて貴重な体験を逃してしまわないように。

そして、必要以上にいきむのもよくありませんでした。

出産後、とても腫れてしまい辛かったです。

これから出産を控えている方には、助産師さんの合図をよく聞いて力を合わせて頑張って欲しいです。

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