妊娠中は、赤ちゃんの成長を考えて食事内容に気を配る方が増えます。その中で気になりやすいのが、食品添加物や保存料です。「どこまで避けるべきなのか」「すべて気にしなければならないのか」と、不安を感じることもあるでしょう。
食品添加物は、国の基準に基づいて使用されており、通常の摂取量であれば安全性が確保されています。ただし、妊娠中は体が敏感になりやすいため、必要以上に摂らない意識を持つことは大切です。ここでは、妊娠中に特に注意したい食品添加物や保存料の種類と、無理のない向き合い方を紹介します。
妊娠中に食品添加物が気になる理由
妊娠中は、母体だけでなく胎児の発育にも影響が及ぶため、口にするものへの意識が高まります。添加物そのものがすぐに害を及ぼすわけではありませんが、長期的・継続的な摂取を心配する声があるのも事実です。
また、つわりや体調変化によって加工食品に頼りやすくなる時期でもあるため、知らず知らずのうちに摂取量が増える可能性もあります。
避けたいとされる主な食品添加物の種類
妊娠中に特に注意したいとされる食品添加物には、いくつかの共通点があります。すべてを完全に避ける必要はありませんが、頻繁に摂らない意識が大切です。
- 合成着色料(赤色〇号、黄色〇号など)
- 人工甘味料(アスパルテーム、スクラロースなど)
- 保存料(ソルビン酸、安息香酸など)
- 発色剤(亜硝酸ナトリウムなど)
- 酸化防止剤(BHA、BHTなど)
これらは主に加工食品や菓子類、清涼飲料水、ハムやソーセージなどに含まれることが多い添加物です。
保存料や発色剤に注意したい理由
保存料や発色剤は、食品を長持ちさせたり見た目を良くしたりする目的で使われます。特に加工肉に使われる発色剤は、摂取量が多くなると体への影響が心配されることがあります。
妊娠中は、できるだけ新鮮な食材を選び、加工度の低い食品を意識することで、自然と保存料の摂取を減らすことができます。
人工甘味料との付き合い方
カロリーを抑える目的で使われる人工甘味料は、妊娠中に完全に禁止されているわけではありません。しかし、甘味に慣れすぎることで食生活のバランスが崩れる可能性があります。
甘いものが欲しいときは、果物やヨーグルトなど、自然な甘みのある食品を選ぶことで、無理なく摂取量を抑えることができます。
すべてを避けようとしなくてよい理由
食品添加物を過度に気にしすぎると、食事そのものがストレスになってしまうことがあります。妊娠中のストレスは、心身の負担につながるため注意が必要です。
外食や市販品を利用する場面もある中で、「毎日続けて摂らない」「選べるときは添加物の少ないものを選ぶ」といった柔軟な考え方で十分です。
日常生活でできる実践的な工夫
妊娠中に食品添加物を減らすためには、いくつかの簡単な工夫があります。
- 原材料表示を確認する習慣をつける
- 加工食品に偏らない食事を心がける
- 自炊を取り入れ、素材の味を活かす
- 冷凍食品や総菜に頼りすぎない
すべてを完璧に行う必要はなく、できる範囲で意識することが大切です。
安心して食事を楽しむために
妊娠中に避けたい食品添加物や保存料は確かに存在しますが、必要以上に恐れる必要はありません。大切なのは、偏りすぎないことと、ストレスをためないことです。
安全性の基準を理解したうえで、選択できる場面では体にやさしいものを選ぶ。その積み重ねが、妊娠中の安心につながります。無理のない食生活を意識しながら、食事の時間を前向きに楽しんでいきましょう。
